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下毛野公助 しもつけのの きんすけ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

下毛野公助 しもつけのの-きんすけ

?-? 平安時代中期の官吏。
下毛野敦行(あつゆき)の子。右近府生(ふしょう),右近将曹をへて,寛弘(かんこう)9年(1012)には右近将監(しょうげん)とみえる。騎射の上手として知られる。「今昔物語集」に右近の馬場での騎射競技に失敗し,おこった父の鞭(むち)を甘受して孝心をしめしたという逸話がある。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

下毛野公助

生年:生没年不詳
平安中期の近衛官人。敦行の子。寛弘5(1008)年右近将曹。父も馬芸に秀でていたが,騎射の名手として知られた。もっとも『今昔物語』には,右近の馬場での騎射ですべての的をはずし,その失態に怒った敦行に殴られるということがあったが,これは老いた父が倒れたら大変だからと逃げずに殴られたもので,これを聞いたときの関白(じつは内覧)藤原道長は「ありがたき者の心なりけり」と感動し,以後覚えめでたくなったとある。これが『古事談』では秦武則,公助父子の話に仕立てられており,同時代に摂関家の随身として仕えた秦武則と混同したものであろう。『今昔物語』には,同僚の茨田重方らと伏見稲荷詣でに出かけた話が収められている。

(村井康彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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