精選版 日本国語大辞典 「下水板」の意味・読み・例文・類語 げすい‐いた【下水板】 〘 名詞 〙① すずり箱の底にしく板。〔書言字考節用集(1717)〕② 五右衛門風呂の底に入れるまるい板。げすいた。[初出の実例]「五衛門風呂は正円也、是にはげすい板を入る」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二二)③ 道路の側溝をおおう板。どぶ板。[初出の実例]「空地の隅の狭い下水板とつみあげられた空箱のあいだへ」(出典:見るまえに跳べ(1958)〈大江健三郎〉) げす‐いた【下水板】 〘 名詞 〙 =げすいいた(下水板)②[初出の実例]「やけつきたる土のあるにもたせて下(ゲ)す板をおく」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例