下浅見川村(読み)しもあさみがわむら

日本歴史地名大系 「下浅見川村」の解説

下浅見川村
しもあさみがわむら

[現在地名]広野町下浅見川・中央ちゆうおう一―三丁目

南は浅見川、東は太平洋に面し、西は上浅見川村。もと浅見川村の内で、延宝年間(一六七三―八一)上下に分村したという。しかし郷帳類では一貫して浅見川村一村で記される。享保一八年(一七三三)の大人別高(松本家文書)によれば人数一八五。弘化―嘉永(一八四四―五四)頃の名主は清右衛門で、塩竈役があった(同文書)領主変遷は磐城平藩領から延享四年(一七四七)幕府領となる。本町もとまちに鹿島神社があり、上浅見川の大滝おおたき神社とともに四月八日に浜下り神事が行われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android