下清蔵口町(読み)しもせいぞうぐちちよう

日本歴史地名大系 「下清蔵口町」の解説

下清蔵口町
しもせいぞうぐちちよう

上京区新町通御霊前上ル

東寄りを新町しんまち通、西寄りを小川おがわ通が南北に通り、南は上御霊前かみごりようまえ通。京七口の一つ清蔵口のあったところ。清蔵は西倉の転訛といわれ、また清蔵という富者がいたともいわれる。寛永一四年(一六三七)洛中絵図には「下清蔵口町」と出る。幕末の当町親枝町中町夫軒役附の枝町清蔵口一〇町組の項に「下清蔵口町 新町上清蔵口町下ル処 新四十三軒 夫三十壱人 古三十五軒」とあり、四三軒役を負担していたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android