下田年中行事(読み)しもだねんじゆうぎようじ

日本歴史地名大系 「下田年中行事」の解説

下田年中行事
しもだねんじゆうぎようじ

八七巻 平井平次郎著

成立 天保一四年

原本 下田市役所

解説 著者の平井平次郎は下田町書役から続いて年寄役を勤めた人物で、文庫翁と称された。内容は町政に関する記事、下田問屋、触書・高札・触書写、御林・海難・消防関係記録、検地帳写、寺社に関する記事、天保飢饉・打毀、海岸警固、川除一件・蒲原宿助郷一件、年中行事など多彩。下田は安政東海地震による津波で大きな被害を受けたが、近世の下田を知る貴重な記録である。

活字本 「下田年中行事」、「日本都市生活史料集成」七(抄録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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