下白子村(読み)しもしらこむら

日本歴史地名大系 「下白子村」の解説

下白子村
しもしらこむら

[現在地名]和光市白子・白子一―三丁目・諏訪すわ諏訪原団地すわはらだんち中央ちゆうおう二丁目・みなみ一―二丁目・広沢ひろさわ西大和団地にしやまとだんち

北東へ流れて新河岸川に注ぐ白子川西岸にある。南西は上白子村(現東京都練馬区)、東は豊島としま上赤塚かみあかつか(現東京都板橋区)。ほぼ中央を東西に川越街道が通り、東部は白子宿となっていた。中世には上白子村とともに白子里(梅花無尽蔵)白子郷に含まれた(元亀二年八月一九日「北条家印判状写」風土記稿など)。江戸時代には新座にいくら野方のがた領に属した(風土記稿)。田園簿には白子村とあり田九六石余・畑四九石余、伊賀衆知行分。ほかに幕府領分の野銭永三貫六三六文があった。寛永一六年(一六三九)の下白子村検地帳(和光市役所蔵)によれば五八町余、うち田二〇町二反余・畑三七町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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