下百姓(読み)したびゃくしょう

精選版 日本国語大辞典 「下百姓」の意味・読み・例文・類語

した‐びゃくしょう‥ビャクシャウ【下百姓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 荘園制下の直接耕作者作人
    1. [初出の実例]「此時西方未進米者、預所得替之間、下百姓不納所也」(出典:鵤荘引付‐永正一五年(1518)七月一八日)
  3. 小作百姓をいう。
    1. [初出の実例]「和泉なる信田の森の脇在郷、同じやうなる下百姓の子供三人、大坂へ出て奉公しける」(出典:浮世草子・子孫大黒柱(1709)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android