下神主村(読み)しもこうぬしむら

日本歴史地名大系 「下神主村」の解説

下神主村
しもこうぬしむら

[現在地名]上三川町下神主

川右岸の低地と宇都宮西台地東端に位置し、北は上神主村。近世初めより宇都宮藩領。慶安郷帳に村名がみえ、田高二三五石余・畑高六六石余。承応二年(一六五三)の宇都宮藩蔵入地分の検地帳(稲葉宗一文書)と万治二年(一六五九)の地方知行分の検地帳(同文書)を合せると、高三三二石余、田二八町八反余・畑二一町四反余・屋敷一町余、名請人二四(五反未満九)、前地・分付百姓一四(明宝院を含む)。宇都宮氏旧臣姓名書に村名と稲葉浅右衛門の名がみえる。貞享二年(一六八五)幕府領となる(元禄二年「神主村惣百姓返答書」稲葉宗一文書)元禄郷帳では宇都宮藩領と旗本真瀬(曲直瀬か)領の二給。享保一七年(一七三二)には旗本曲直瀬・奥村の二給とみえ(「村明細帳」同文書)幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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