下萌ゆ(読み)シタモユ

デジタル大辞泉 「下萌ゆ」の意味・読み・例文・類語

した‐も・ゆ【下×萌ゆ】

[動ヤ下二]地中から草の芽が生え出る。土の中から芽を出す。草萌ゆ。 春》
「今よりは春になりぬとかげろふの―・えいそぐ野辺若草」〈続拾遺・春上〉

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精選版 日本国語大辞典 「下萌ゆ」の意味・読み・例文・類語

した‐も・ゆ【下萌】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 地中から草の芽が生え出る。土の中から芽が出る。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「下もゆる雪間の草のめづらしく我思ふ人にあひみてし哉」(出典:和泉式部集(11C中)上)

下萌ゆの補助注記

→「したもえ(下萌)」の補注

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