下葉(読み)シタバ

デジタル大辞泉 「下葉」の意味・読み・例文・類語

した‐ば【下葉】

草木の下の方の葉。⇔上葉うわば

か‐よう〔‐エフ〕【下葉】

左右の肺の下部に位置する肺葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下葉」の意味・読み・例文・類語

した‐ば【下葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 枝または幹の下の方にある葉。
    1. [初出の実例]「天雲に雁そ鳴くなる高円(たかまと)の萩の之多婆(シタバ)はもみち敢(あ)へむかも」(出典万葉集(8C後)二〇・四二九六)
    2. 「芭蕉の下葉に軒をならべて、予が薪水の労をたすく」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)日光)
  3. 森の下草の葉。
    1. [初出の実例]「君し来ば手馴れの駒に刈り飼はむ盛り過ぎたる下葉なりとも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)紅葉賀)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android