下西寺村(読み)しもにしでらむら

日本歴史地名大系 「下西寺村」の解説

下西寺村
しもにしでらむら

[現在地名]菊池市西寺にしでら

西寺村の北にあり、隈府わいふ町高札辻より約一七町。古くは西福寺さいふくじ村とも称したという。慶長五年(一六〇〇)検地帳のうち「西寺町分」とあるのが当村の一部と考えられ、田一一町五反三畝余(うち上田五町三反八畝余)・畠二五町五反八畝余(うち上畠四町五反六畝余)、分米三七七石三斗余とある。「国誌」に小村北古閑が記される。深川手永に属し、文化一一年(一八一四)頃の深川手永手鑑には北古閑・下村の小村がみえ、高八四七石三斗余、田四九町六反三畝余・畑二五町三反余、竈数一二九・人数六七四、駄馬九五、氏神八幡宮とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報