下見張り(読み)したみばり(その他表記)wood siding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下見張り」の意味・わかりやすい解説

下見張り
したみばり
wood siding

板張りによる壁仕上げの一つ。板を縦に張るのを羽目張りといい,横に張るのを下見張りという。下見張りは板を横に重ねて張付けるため,雨仕舞は羽目張りよりもすぐれている。下地は柱や間柱で,まず雨押え土台に取付けてから下見板を張付け,上端に見切縁をつける。押縁下見とは下見板を羽重ねに張り,押縁で釘打ちしたもの。ささら下見とは羽刻みした押縁と下見板とを隠し釘で打止めるもの。よろい下見 (南京下見イギリス下見) は長押挽 (なげしびき) 板を羽重ねに釘打ちとする。また箱目地下見は板のはぎ目を合 (あい) じゃくりにして張り,目地を 2cm程度にするもので,ドイツ下見はこれに目地棒を入れたもの。

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