板張り(読み)イタバリ

デジタル大辞泉 「板張り」の意味・読み・例文・類語

いた‐ばり【板張り】

板を張ること。また、板を張った所。
和服を解き洗いしてのりをつけ、張り板に張ってしわを伸ばして干すこと。
[類語]板敷き板の間フローリング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「板張り」の意味・わかりやすい解説

板張り【いたばり】

和服の洗濯法である洗張りの一種。和服をほどいて洗い,ふのりをつけ,長さ170cm,幅40cmくらいの張板に張ってしわを伸ばして乾かす。仕上がりがかたくなるので綿織物や丈夫な平織絹織物に適する。洗張りにはほか伸子(しんし)張りや湯のしがあるが,一般家庭では行われなくなった。

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世界大百科事典(旧版)内の板張りの言及

【洗張り】より

…古くからの和服専門の洗濯方法。洗ったのちのりをつけて伸子張り(しんしばり)や板張りを行って乾燥させる。事前に解く作業を伴うため,解洗い(ときあらい)ともいう。…

※「板張り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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