下那珂西村(読み)しもなかさいむら

日本歴史地名大系 「下那珂西村」の解説

下那珂西村
しもなかさいむら

[現在地名]常北町那珂西なかさい

那珂川西岸の台地上に位置し、北は上那珂西村。水戸と宇都宮を結ぶ街道が村内を南北に通り、人家は街道の両側に多く連なる。

古くは上那珂西村と一村で那珂西村と称したが、慶長(一五九六―一六一五)以後に上下二村に分れ、天保年間(一八三〇―四四)に再び合村して那珂西村となった。元禄郷帳には「下中河西村」と記され、天保郷帳に「下那珂西村」とみえる。「水府志料」によると村の東西一一町・南北一二町ほど、戸数およそ四八。

この地の鹿島神社は天保年間に上那珂西村の八幡神社・春日神社に合祀され、那珂西神社となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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