日本歴史地名大系 「常北町」の解説 常北町じようほくまち 茨城県:東茨城郡常北町面積:五一・四六平方キロ東茨城郡の西部に位置し、町の東端を那珂川が流れる。北は桂村に、南は水戸市と笠間市に、西は西茨城郡七会(ななかい)村に接する。町の東部は那須街道と茂木宇都宮街道の結節点として、また水戸城の後詰ともいえる要害の地として重要であった。町面積の四三パーセントを山林が占め、とくに西部に多い。産業としては米・麦・煙草・甘藷・大豆などの栽培が盛んである。また茶の栽培も町の西部で盛んで、古内(ふるうち)茶の名で知られる。大正一五年(一九二六)茨城鉄道が赤塚(あかつか)(現水戸市)と石塚(いしつか)間に開通、以後およそ半世紀にわたりこの地域の発展に貢献したが、昭和四六年(一九七一)廃止された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by