下高場村(読み)しもたかばむら

日本歴史地名大系 「下高場村」の解説

下高場村
しもたかばむら

[現在地名]夜須町下高場

四三島しそじま村の北にあり、草場くさば川右岸に位置する。古くは上高場(現三輪町)とともに鷹場たかば村に含まれた。村内に才木さいのき村がある(続風土記)。文明一一年(一四七九)一一月一九日の少弐政資安堵状(筑紫古文書追加/大宰府・太宰府天満宮史料一三)に「夜須西郷小隈八町」がみえ、筑紫満門が同所などを安堵されている。同所は当村の小隈おぐまに比定される。


下高場村
しもたかばむら

[現在地名]勝田市高場たかば

おお川が南部を東流し、西は上高場村。明応年間(一四九二―一五〇一)の「当乱相違地」(秋田藩採集文書)に「高場」がみえ、この頃村域は佐竹氏領から江戸氏領にかわったとされる。永禄一〇年(一五六七)九月六日の某知行充行状(水府志料所収文書)に「かミたか場」とみえ、このころ上下に分村されたとみられる。文禄四年(一五九五)の中務大輔当知行目録(秋田県立図書館蔵)に「いなた 上たかは 下たかは」とあり、佐竹氏の一族東義久の知行地であった。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「下鷹羽村」、同二一年の御知行割郷帳に「下高羽村」と記され、元禄郷帳に「下高場村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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