下鷺ノ宮村(読み)しもさぎのみやむら

日本歴史地名大系 「下鷺ノ宮村」の解説

下鷺ノ宮村
しもさぎのみやむら

[現在地名]中野区鷺宮さぎのみや一―六丁目・白鷺しらさぎ一―三丁目・若宮わかみや一―三丁目・大和町やまとちよう四丁目・野方のがた五―六丁目・丸山まるやま二丁目など

上沼袋かみぬまぶくろ村の北に位置し、北は上鷺ノ宮村に接する東西に細長い村。下鷺宮村(元禄郷帳など)・下鷺之宮村(旧高旧領取調帳)とも記される。「風土記稿」によると、かつて上鷺ノ宮村の八幡社には木立が生茂り、サギが集まっていたことから鷺ノ宮あるいは鷺ノ森とよんだことに村名は由来するという。村の北方に西を上鷺ノ宮村、北を豊島郡谷原やはら(現練馬区)に接する二〇町余の飛地をもっており、飛地は「田中前」と称され、高札場が「本村前」に置かれた(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android