不均衡動学(読み)ふきんこうどうがく(その他表記)disequilibrium dynamics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不均衡動学」の意味・わかりやすい解説

不均衡動学
ふきんこうどうがく
disequilibrium dynamics

実際の経済状態には,インフレ失業といった現象が見られ,不均衡の状況のほうが一般的と考え,モデル体系のうち何本かの需給が一致していないモデル (不均衡モデル) を用いて,何らかの変化に対して体系が時間的過程に伴ってどのように変化していくかを分析しようとする理論モデル。これに対して新古典派新古典派総合においては経済分析の基礎は均衡分析にあり,ある均衡状態から次の均衡状態への移行を分析するものといえる。言い換えれば,何らかの不均衡が発生したとしても,それは相対価格の変化などを通じて速やかに新しい均衡へ移るとして分析が進められておりその間の均衡状態の時間的過程を分析する方法を均衡動学という。

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