不増不減(読み)フゾウフゲン

デジタル大辞泉 「不増不減」の意味・読み・例文・類語

ふぞう‐ふげん【不増不減】

仏語。あらゆる事物くうなるものであるから、増えることも減ることもないということ。

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精選版 日本国語大辞典 「不増不減」の意味・読み・例文・類語

ふぞう‐ふげん【不増不減】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。あらゆる事物には固定した実体がないので、それが増えたり減ったりするという現象は有り得ないということ。
    1. [初出の実例]「心根とは以前申つる、出息入息を地体として、声をたすけ、曲を色どりて、不増不減の曲道息地に安位する所なるべし」(出典:風曲集(1423頃))
    2. [その他の文献]〔般若心経〕

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