不増不減(読み)ふぞうふげん

精選版 日本国語大辞典 「不増不減」の意味・読み・例文・類語

ふぞう‐ふげん【不増不減】

〘名〙 仏語。あらゆる事物には固定した実体がないので、それが増えたり減ったりするという現象は有り得ないということ。
※風曲集(1423頃)「心根とは以前申つる、出息入息を地体として、声をたすけ、曲を色どりて、不増不減の曲道息地に安位する所なるべし」 〔般若心経

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デジタル大辞泉 「不増不減」の意味・読み・例文・類語

ふぞう‐ふげん【不増不減】

仏語。あらゆる事物はくうなるものであるから、増えることも減ることもないということ。

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