不当周延虚偽(読み)ふとうしゅうえんのきょぎ

精選版 日本国語大辞典 「不当周延虚偽」の意味・読み・例文・類語

ふとうしゅうえん‐の‐きょぎフタウシウエン‥【不当周延虚偽】

  1. 〘 連語 〙 ( [英語] fallacy of illicit process of the major or minor term の訳語 ) 定言的三段論法で、前提大名辞または小名辞が周延されていないのに、結論で周延させることから起こる虚偽。たとえば「すべての鳥は翼がある。ある動物は鳥である。ゆえにすべての動物は翼がある」のたぐい。→不周延。〔論理学(1916)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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