与能神社(読み)よのじんじや

日本歴史地名大系 「与能神社」の解説

与能神社
よのじんじや

[現在地名]亀岡市曾我部町寺 宮垣内

てら南端、東の山麓部と西の洪積台地の接点宮垣内みやがいちの景勝地に位置する。

「延喜式」神名帳に載せる桑田郡与能神社に比定される。祭神は事代主神・建御名方命・天照大神・児屋根命の四神。旧郷社。

草創年代は不詳であるが、「三代実録」仁和二年(八八六)一一月一四日条に「丹波国正六位上為与(ママ)神従五位下」とみえる。

社殿造営などについては、当社蔵の慶長八年(一六〇三)九月一一日付の棟札(「南桑田郡誌」所引)に「先建立者文応元年十月十日仁建立也、慶長元年後七月十三日仁地シン仁遊里くつれ候ヲ、六ケ村為氏子、慶長八年八月二十四日御棟上仕建立候、九月十一日仁天台山ヨリ法印御下候御遷宮仕候也」などとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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