よ【世】 の 定(さだ)め
- ① 世の中のきまり。世の習慣となっていること。
- [初出の実例]「天秤(てんびん)のかねさへて、取やりも世の定(サダ)めとていそがし」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)四)
- ② 世人の批評。世間のとりざた。また、世間についての批評、とりざた。
- [初出の実例]「昔の御思ひかなひて、面だたしく心もゆくべき事なれど、かかるよのさためをうちきき、大将殿は胸つぶれて」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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