デジタル大辞泉 「世下る」の意味・読み・例文・類語 世よ下くだ・る 1 後世になる。「―・りて後、唐土もろこしにも日の本にも」〈増鏡・新島守〉2 末世まっせになる。「今は―・りて、他の一寸のゆがみはとがめて、おのれが一尺のひがみは見えず」〈父の終焉日記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「世下る」の意味・読み・例文・類語 よ【世】 下(くだ)る ① 後世になる。[初出の実例]「まして、世くだりて後、もろこしにも日のもとにも、国を争ひて戦をなす事、数へ尽くすべからず」(出典:増鏡(1368‐76頃)二)② 後の世となるにつれて世の中の状態が悪くなる。末世(まっせ)となる。[初出の実例]「すでに世くだりはてたり。人又なかん也。あともなくなりたるにこそ。しかるにやすくなほりなんとはいかに」(出典:愚管抄(1220)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例