世富慶村
ゆつきむら
名護間切の南西に位置し、北は東江村。ユッキとよぶ。集落は国頭山地を源とする世富慶川の下流右岸の低地に立地する。村は名護グスクから現集落の東方にある親里堂(エーザトゥドー)に移動して成立し、近世に草分の兼久田屋をはじめ現在地に移ったという(名護六百年史)。絵図郷村帳に名護間切「よふけ村」とみえる。琉球国高究帳では同間切「すくた村・よふけ村」として数久田村と併記され、高頭六二石余、うち田六〇石余・畠一石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 