世渡(読み)よわたり

精選版 日本国語大辞典 「世渡」の意味・読み・例文・類語

よ‐わたり【世渡】

  1. 〘 名詞 〙 世を渡っていくこと。生活をしていくこと。よすぎ。くちすぎ。渡世。よわたらい。
    1. [初出の実例]「為庄内田地七町作人、令世渡之由言上」(出典吾妻鏡‐文治三年(1187)六月一三日)
    2. 「只智恵才覚といふも、世わたりの外はなし」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)五)

よ‐わたらい‥わたらひ【世渡】

  1. 〘 名詞 〙よわたり(世渡)
    1. [初出の実例]「世わたらひのともしく侍しままに、かく罷成たり」(出典:類従本撰集抄(1250頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android