世渡(読み)よわたり

精選版 日本国語大辞典 「世渡」の意味・読み・例文・類語

よ‐わたり【世渡】

〘名〙 世を渡っていくこと。生活をしていくこと。よすぎ。くちすぎ。渡世。よわたらい。
吾妻鏡‐文治三年(1187)六月一三日「為庄内田地七町作人、令世渡之由言上」
浮世草子日本永代蔵(1688)五「只智恵才覚といふも、世わたりの外はなし」

よ‐わたらい ‥わたらひ【世渡】

※類従本撰集抄(1250頃)二「世わたらひのともしく侍しままに、かく罷成たり」

よ‐わた・る【世渡】

〘自ラ四〙 生活をしていく。くらしをたてる。
海道記(1223頃)京より大岳「いかにして澄むやす川の水ならむ世わたる斗くるしきやある」

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