世界主義(読み)せかいしゅぎ

精選版 日本国語大辞典 「世界主義」の意味・読み・例文・類語

せかい‐しゅぎ【世界主義】

〘名〙 (cosmopolitanism の訳語) 民族国家の別を超え、全人類を同胞とみなして世界国家を想定し、人類社会の統一をはかろうとする考え方四海同胞主義
日本下層社会(1899)〈横山源之助〉日本の社会運動思想界に於て日本主義世界主義の名称出でたる戦争影響にあらざるか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の世界主義の言及

【国際刑法】より

…将来国際刑事裁判所が創設されれば,そこで適用される実体法・手続法は国際刑事法の基本的な内容となる。 刑法の場所的適用範囲に関しては,属地主義,属人主義,保護主義,世界主義の四つの原理がある。(1)属地主義は,犯罪が自国の領域内(国内)で行われた場合には,なんぴとを問わず自国の刑法を適用する,という原理で,国家の領域主権に基づく。…

※「世界主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android