旺文社世界史事典 三訂版 「世紀末思想」の解説
世紀末思想
せいきまつしそう
フランスに始まり,1890年代の欧米に広まった。ロマン主義・自然主義に対する反動として,懐疑主義・唯物 (ゆいぶつ) 主義・象徴主義・デカダン的享楽主義など,多彩な主張が現れた。ポー・ボードレール・マラルメ・ヴェルレーヌ・ワイルドらの文学,ショーペンハウエル・ニーチェらの文化否定のペシミズムなどが代表的。
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