日本歴史地名大系 「中ノ川」の解説 中ノ川なかのがわ 三重県:鈴鹿市旧奄芸郡地区中ノ川鈴鹿郡関(せき)町の南方錫杖(しやくじよう)ヶ岳(六七七メートル)山麓に源を発し、亀山市南部の丘陵地帯を東流して鈴鹿市に入り、御薗(みその)町付近からは谷間を抜けてやや広い沖積平野を曲流し、五祝(いわい)町付近から南下し、鈴鹿市と安芸(あげ)郡河芸(かわげ)町との境を流れて伊勢湾に注ぐ。全長二二キロ。上流部では遺跡は乏しいが、中流・下流域南岸の台地上には弥生時代の徳田(とくだ)町畑(はた)住居跡、郡山(こおりやま)町南方には多くの古墳群や古代集落跡としての郡山遺跡群があり、また南方河芸町にかけては県下屈指の古窯跡の分布するところである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by