中ノ谷峠(読み)なかノたにとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中ノ谷峠」の意味・わかりやすい解説

中ノ谷峠
なかノたにとうげ

大分県南東部,九州山地の北東部で,臼杵市佐伯市の境にある峠。標高 265m。古くから大野川流域および大分と,佐伯を結ぶ重要な交通路にあった。 1916年の日豊本線開通以後は,この峠が 8kmに及ぶ急坂カーブの多い難所であることも加わって,交通量は大幅に減った。その後,1963年峠下を貫通する中ノ谷トンネル (896.7m) が完成,現在は国道 10号線が通る。

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