日本歴史地名大系 「中之郷竹町」の解説 中之郷竹町なかのごうたけちよう 東京都:墨田区旧本所区地区中之郷竹町[現在地名]墨田区東駒形(ひがしこまがた)一丁目・吾妻橋(あづまばし)一丁目北本所表(きたほんじよおもて)町の北、大川(隅田川)東岸にある。東は霊光(りようこう)寺・成就(じようじゆ)寺・中之郷原庭(なかのごうはらにわ)町など、北は肥後熊本新田藩細川氏下屋敷など武家地。もとは中之郷元(なかのごうもと)町の一部であったが、元町の町域が小間四七一間余と広すぎ不都合が生じたことから、宝暦一一年(一七六一)町分けを願出て許され成立した。町名は大川の竹町渡の船着場を竹河岸と俗称しており、その地先の町にあることから付けられた。町域はほぼ九ヵ所に分れ、総小間数は二五二間余、総坪数二千九六四坪。この反別九反余で中之郷の総反別のうちに含まれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報