日本歴史地名大系 「寂光寺」の解説
寂光寺
じやつこうじ
寂光寺
じやつこうじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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京都市左京区にある顕本法華宗の寺。空中山と号する。京都日蓮宗(法華宗)16本山の一つであった妙満寺の貫主であり,また1579年(天正7)安土宗論において京都日蓮宗を代表する一人として浄土宗と宗論して敗れた久遠院日淵が,宗論の翌80年,別に上京の室町近衛町に開創した寺。そののち,寺地は洛中を転々し,江戸中期から現在地に移った。当寺が世に注目されるのは囲碁の名人,本因坊1世の算砂(さんさ)日海(本因坊算砂)が出たからである。本因坊は当寺の塔頭の一つ。算砂は日淵の高弟で,碁技にすぐれ,織田信長に〈名人〉の称呼を許され,ついで豊臣・徳川政権のもとでは碁所の祖とされた。以後,本因坊の院主は代々碁技をもって跡をつぎ,幕府の碁所を兼ねて囲碁の家元の役を果たした。境内には初期本因坊数代の墓が現存し,また寺宝として算砂が朝鮮国から贈られたと伝える碁盤と碁石,そのほか囲碁に関する記録を多く残している。
執筆者:藤井 学
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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