中台B遺跡(読み)なかだいBいせき

日本歴史地名大系 「中台B遺跡」の解説

中台B遺跡
なかだいBいせき

[現在地名]城端町立野原

立野たてのはら丘陵上にある旧石器時代の遺跡で、昭和四九年(一九七四)発掘が行われた。表土層直下三〇センチ辺りから出土した。遺物集中地点は二ヵ所で、第I地点では鉄石英安山岩・瑪瑙製の石器が一六三点出土した。安山岩製の横長剥片やこれを素材とした削器などは瀬戸内系石器群との関連が考えられる。また黒曜石製の小型ナイフ形石器も出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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