中善地村(読み)なかぜんじむら

日本歴史地名大系 「中善地村」の解説

中善地村
なかぜんじむら

[現在地名]浜松市豊町ゆたかちよう豊西町とよにしちよう常光町じようこうちよう

石原いしはら村の南東、豊田川流域に位置。「遠江国風土記伝」によれば正保年間(一六四四―四八)以後、善地村(現浜北市)から分村した三ヵ村の一という。豊田郡に属する。元禄郷帳に善地村枝郷と注記して村名がみえ、高三四石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領。享保郷村高帳では旗本北条領、旧高旧領取調帳では旗本松平領。なお旧高旧領取調帳には中善地村新田がみえ高六四石余で幕府領とある。明治七年(一八七四)の遠江国各区并村名帳にも村名はみえるが、同一九年までに中善地村に合併されたものとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android