中外物価新報

デジタル大辞泉プラス 「中外物価新報」の解説

中外物価新報

明治時代創刊された、日本で最初の経済新聞。現在の「日本経済新聞」の前身河瀬秀治の勧めにより、三井物産創業者の益田孝が1876年12月に創刊。創刊にあたり益田渋沢栄一にも助言を乞い、渋沢が欧州視察中に目にした「ロンドン・タイムズ」などを参考に編集方針を固めた。米・油・塩・鉄などの相場解説や海外の商況などを掲載。当初週刊だったが、1885年より日刊化。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の中外物価新報の言及

【日本経済新聞】より

…東京・大阪両本社,西部(福岡)・札幌両支社で印刷発行している。創刊は1876年,《中外物価新報》と題し,三井物産の益田孝によって週刊で発行された。82年三井物産の手を離れ,85年から日刊となり,89年《中外商業新報》と改題した。…

※「中外物価新報」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android