新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「河瀬秀治」の解説
河瀬 秀治
カワセ ヒデハル
- 肩書
- 印旙県令,富士製紙創業者
- 旧名・旧姓
- 旧姓=牛窪
- 別名
- 号=雲影
- 生年月日
- 天保10年12月15日(1840年)
- 出生地
- 丹後国与謝郡宮津(京都府)
- 経歴
- 旧宮津藩士。幕末の安政6年頃より、専ら国事に奔走。明治維新後は、県知事、県令を歴任。産業の振興に着目し、アメリカより農具を購入し、印旙県令時代には茶樹の栽培を奨励、群馬、入間両県では養蚕製糸の改良を図り、製糸工場を建設。明治7年内務大丞。翌年内務省博物館掛となって以来、内外の博覧会の事業、工芸美術の振興に尽し、岡倉天心、フェノロサらと共に明治の美術界に貢献した。大蔵、農商務大書記官を歴任し、13年渡欧、帰国後の14年退官。以後、実業界で活躍し、商業会議所の設立に参画。また「中外商業新報」を創刊し、富士製紙会社を創立した。
- 没年月日
- 昭和3年4月2日
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報