中央式通気(読み)ちゅうおうしきつうき(その他表記)centralized ventilation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中央式通気」の意味・わかりやすい解説

中央式通気
ちゅうおうしきつうき
centralized ventilation

機械通気の方式一種。互いに近接した主要入気・排気坑道による通気方式。対偶式通気対語。入気坑口から入った通気は,入気坑道を経て坑内各所を回り,排気坑道から排出されるが,入気と排気の坑道が近いため通気の往復距離が長く通気抵抗が大きくなるうえ,両坑道間の漏風 (→通気量 ) が多いという欠点がある。したがって,ある程度坑内が発展したり,ガス発生量の多い地区で新しく開坑するような場合には,対偶式通気にする必要がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android