中宿遺跡(読み)なかじゆくいせき

日本歴史地名大系 「中宿遺跡」の解説

中宿遺跡
なかじゆくいせき

[現在地名]岡部町岡

櫛挽くしびき台地北端の末端部に位置し、眼下には利根川およびその支流によって形成された沖積地が広がる。標高は四五メートル。平成三年(一九九一)に発掘調査が実施され、竪穴住居跡・掘立柱建物跡・古墳跡・大溝・溜池状土壙などを検出。掘立柱建物跡は調査区域のほぼ全面に確認されており、一五棟が南から北へ三列に整然と配置された状態で発見され、伴出した土師器須恵器から奈良時代を中心としたものと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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