中山修一(読み)ナカヤマ シュウイチ

20世紀日本人名事典 「中山修一」の解説

中山 修一
ナカヤマ シュウイチ

昭和・平成期の考古学者 長岡京発掘調査研究所所長;京都文教短期大学名誉教授。



生年
大正4(1915)年7月19日

没年
平成9(1997)年4月30日

出生地
京都府乙訓郡新神足村(現・長岡京市)

学歴〔年〕
京都大学文学部地理学科〔昭和24年〕卒,京都大学大学院文学研究科人文地理学専攻修了

主な受賞名〔年〕
京都市教育功労者,京都府教育功労賞,文化庁文化財功労者賞,吉川英治文化賞(第16回・昭57年度),京都新聞文化賞〔昭和58年〕,京都府文化賞(特別功労賞)〔平成8年〕

経歴
京都府師範学校を卒業して、20歳で小学校の教壇に立つ。歴史研究を志して戦後大学で学び直す。京都女子中・高教諭、京都市立西京高教諭、京都市教育委員会指導主事、京都文教短期大学教授を歴任。一方、昭和29年長岡京の遺構を発見し、実体がないと考えられていた長岡京の存在を確かなものにした。34年朝堂院北門跡、36年大極殿跡を発見。40年間に1000回以上の発掘調査に立ち合う。平成3年長岡京の東院とみられる建物群跡を発見。長岡京跡発掘調査研究所長の他、長岡京市埋蔵文化財センター副理事長、向日市埋蔵文化財センター理事、長岡京市文化財審議会長を務めた。著書に「長岡京発掘」(共著)「長岡京内と外」「よみがえる長岡京」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山修一」の解説

中山修一 なかやま-しゅういち

1915-1997 昭和後期-平成時代の歴史地理学者。
大正4年7月19日生まれ。西京高教諭,京都文教短大教授などをつとめる。「幻の都」といわれていた長岡京の研究に取りくみ,所在地を確定するとともに,1000回をこえる発掘調査をおこない,その保存活動につくした。長岡京跡発掘調査研究所長。57年吉川英治文化賞。平成9年4月30日死去。81歳。京都出身。京大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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