中御霊町(読み)なかごりようちよう

日本歴史地名大系 「中御霊町」の解説

中御霊町
なかごりようちよう

上京区清和院口寺町東入

京都御苑きようとぎよえん清和院御門の東に位置し、東側は河原町かわらまち通、西側は寺町てらまち通に面する。町の南大半は寛仁三年(一〇一九)創建法成ほうじよう寺跡地(拾芥抄)

この地域では、寛永一四年(一六三七)洛中絵図の寺町通に沿って「中御霊前町」、寛文後期洛中洛外之絵図には「中御霊前町」と「中御霊町」の二町が記される。天保二年(一八三一)改正京町絵図細見大成には「中御霊前町」、「坊目誌」には「中御霊表町」「中御霊ヨコ丁」「中御霊裏町、一名松植町」と記される。松植町については中御霊裏町文書に、

<資料は省略されています>

とあり、土居どい地を開発し町地となった様子がわかる。また天明七年(一七八七)の宗門人別帳(同文書)に家数九軒、奉公人などを含む住人は男一八人、女三四人と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android