中新城村(読み)なかしんじようむら

日本歴史地名大系 「中新城村」の解説

中新城村
なかしんじようむら

[現在地名]大信村中新城

村の南を東流する隈戸くまど川中流河岸に位置し、宝暦二年(一七五二)分村前の新城村の中央にあり、東は下新城村、西は上新城村。村内を町屋まちや村から矢吹やぶき(現矢吹町)への道が通る。字名に村内むらうち内屋敷うちやしきがある。宝暦二年の新城村三ヶ村高分日記(福島県史)によれば、分村時の高八八五石余。旧高旧領取調帳では高九〇七石余。越後高田藩領から文政三年(一八二〇)以後幕府領。同八年の人数二一四(「人数調」福島県史)庄屋は小針家が上新城村を兼帯して代々勤めた。助郷は奥州道中小田川こたがわ宿(現白河市)などへ出役。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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