中期国債(読み)チュウキコクサイ(その他表記)medium-term national bond

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精選版 日本国語大辞典 「中期国債」の意味・読み・例文・類語

ちゅうき‐こくさい【中期国債】

  1. 〘 名詞 〙 国債のうち、償還期間が五年以内の短いもの。割引国債(五年物)、利付国債(四年・三年・二年物)がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中期国債」の意味・わかりやすい解説

中期国債
ちゅうきこくさい
medium-term national bond

一般に償還期間が1年を上回り,5年程度以下の国債のこと。現在,中期国債には,5年物の割引債,4年・3年・2年物の利付債がある。 1965~75年度は長期国債のみであったが,その後の国債発行量の増大背景に,その円滑な発行と消化,特に国債の個人消化を促進するため,77年1月の中期割引債に続いて 78年6月には3年物,79年3月には2年物,80年3月には4年物の利付国債が相次いで登場した。割引債はシンジケート団引受方式で,利付債は公募入札方式で発行されている。

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世界大百科事典(旧版)内の中期国債の言及

【国債】より


【国債の制度】
 国債は償還期限により分類すると,償還期限が1年未満のものを短期国債,1年以上のものを長期国債という。長期国債のうち5年以内の償還期限のものは,一般に中期国債と呼ばれている。現在の日本の国債のなかで発行量,発行残高ともに圧倒的な比率を占めているのは償還期限10年の長期国債である。…

※「中期国債」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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