中村直吉(読み)なかむら なおきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村直吉」の解説

中村直吉 なかむら-なおきち

1865-1932 明治-昭和時代前期の冒険家
慶応元年6月25日生まれ。愛知県豊橋の帽子商。明治20年アメリカに,27年カナダにいく。34年商業視察を名目に無銭世界一周の旅にでて,6年間に60ヵ国をめぐった。日本人としてはじめてアフリカ,アマゾンを探検したとされる。その記録押川春浪との共著で「五大洲探検記」として刊行された。昭和7年7月27日死去。68歳。著作に「世界探検十五万哩」「アマゾン探検記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中村直吉の言及

【アフリカ探検】より

…なお,アフリカ探検と植民地化との関連については,〈アフリカ(歴史)〉を参照されたい。 日本人のアフリカ探検旅行としては,1903年の中村直吉の場合が最も古いようである。【酒井 伝六】。…

※「中村直吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android