中村豊(読み)ナカムラ ユタカ

20世紀日本人名事典 「中村豊」の解説

中村 豊
ナカムラ ユタカ

大正・昭和期の細菌学者 北海道大学名誉教授



生年
明治21(1888)年7月25日

没年
昭和49(1974)年6月14日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大医科大学〔大正1年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正12年〕

経歴
東大付属病院勤務を経て、大正3年伝染病研究所員、9年東大助教授となり、欧米留学。10年北海道帝大助教授、11年教授、医学部長を2度務めた。昭和24年北海道立衛生研究所長兼任。26年大学退官後も40年まで北海道立衛生研究所長を務めた。痘瘡の研究で知られる。著書「細菌学血清学検査法」は戦前名著

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村豊」の解説

中村豊 なかむら-ゆたか

1888-1974 大正-昭和時代の細菌学者。
明治21年7月25日生まれ。東京帝大助教授などをへて,大正11年北海道帝大の教授となり医学部長をつとめる。北海道立衛生研究所長。天然痘の研究やボツリヌス中毒血清療法確立につくした。昭和49年6月14日死去。85歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「細菌学血清学検査法」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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