20世紀日本人名事典 「中村直人」の解説
中村 直人
ナカムラ ナオンド
大正・昭和期の洋画家
- 生年
- 明治38(1905)年5月19日
- 没年
- 昭和56(1981)年4月22日
- 出生地
- 長野県小県郡神川村(現・上田市)
- 主な受賞名〔年〕
- 帝国美術院賞〔昭和7年〕「道化役者」,二科展努力賞〔昭和42年〕「居酒屋」,東郷青児賞〔昭和46年〕「裸婦横臥」,二科展総理大臣賞(第65回)〔昭和55年〕「会合」
- 経歴
- 彫刻家として出発し、大正15年日本美術院展に初入選。昭和11年日本美術院彫刻部同人。27年パリに移住して絵を描き始め、翌年開いた個展をフランスの新聞が絶賛、日本でも話題になり画家としての名声を高めた。39年に帰国、40年二科会絵画部会員。パリ在住時代につちかった単純化された形を独特のリズム感で描く画風で活躍した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報