最新 地学事典 「中東油田群」の解説
ちゅうとうゆでんぐん
中東油田群
Middle-East oil fields
中東にある油田の総称。産油国はアラブ首長国連邦,バーレーン,イラン,イラク,イスラエル,クウェート,オマーン,カタール,サウジアラビア,シリア,イエメン,トルコ。トロス,ザグロス両山脈に沿う第三紀末に完成した背斜構造にトラップされた油田群と,ペルシア湾内および南西岸地域にある平原型の緩い褶曲構造と岩塩ドーム構造にトラップされた油田群に2大別できる。一般に産油性が高く,油田規模が大きい。前者にはトルコ,イラク北部,イラン南東部の油田群があり,中~上部白亜系,始新統,漸新~中新統,中新統の各石灰岩がそれぞれ主要油層。後者では上部ジュラ系,下~中部白亜系が主要油層。このほかにシリア,イスラエルでは上部白亜系石灰岩,下部白亜系砂岩から少量産出。
執筆者:池辺 穣・服部 昌樹・高山 将
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

