中板(読み)ナカイタ

デジタル大辞泉 「中板」の意味・読み・例文・類語

なか‐いた【中板】

茶室のまん中に設けられた板敷き。客畳手前畳との間に入れる板。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中板」の意味・読み・例文・類語

なか‐いた【中板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さん(三)の板
  3. 茶室の真中にある板敷。客畳と道具畳との間に入れた板で幅約一尺四寸。
    1. [初出の実例]「中板は書院くさりの間、平座敷ともに用」(出典:南方録(17C後)台子)
  4. 点茶用具。長板と小板の中間ほどの長さの敷板能阿彌の弟子島右京の好み

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android