中沢源一郎(読み)ナカザワ ゲンイチロウ

20世紀日本人名事典 「中沢源一郎」の解説

中沢 源一郎
ナカザワ ゲンイチロウ

昭和期のブラジル移民 元・ジュケリー農業組合専務;元・サンパウロ日伯援護協会。



国籍
ブラジル

生年
明治40(1907)年5月

没年
昭和59(1984)年12月

出生地
高知県岸本町

学歴〔年〕
東京帝大教育学科卒

経歴
大学卒業後、松山連隊候補生、英語教師等を務める。昭和8年ブラジルに渡り、サンパウロのジュケリー村(現・マイリポラン)に居住。14年ジュケリー農業組合(現・南伯農業組合中央会)専務就任。サンパウロ日伯援護協会、日本文化協会会長等を務め、移民資料館、日伯友好病院の建設に尽力

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中沢源一郎」の解説

中沢源一郎 なかざわ-げんいちろう

1907-1984 昭和時代のブラジル移民。
明治40年5月23日生まれ。昭和8年ブラジルにわたり,サンパウロ州で農業をいとなむ。14年設立日系「ジュケリー農業組合」のリーダーとして,経済活動のほか,日系移住者のための地域医療や厚生ホーム開設などにつくす。ブラジル日本文化協会会長などもつとめた。58年吉川英治文化賞。昭和59年12月26日死去。77歳。高知県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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