日本歴史地名大系 「中田代村」の解説 中田代村なかだしろむら 秋田県:由利郡大内町中田代村[現在地名]大内町中田代芋(いも)川の左岸にあり、北は平岫(ひらぐき)村、南は小栗山(こぐりやま)村に接する。東から板井沢(いたいざわ)・的場(まとば)・朴沢(ほうのきざわ)・小又(こまた)と集落が並び、中田代村はその総称である。村内を老方(おいかた)街道(国道一〇五号)が走る。慶長九年(一六〇四)の本庄豊前守満茂知行状(山形市史)に村名があり、同一七年の由利郡中慶長年中比見出検地帳(由利郡中世史考)には新沢(あらさわ)郷の中に「中代田(ママ)村」「板井沢村」の名があげられる。当時は二村として扱われたのであろう。寛永二年(一六二五)の油利之内修理大夫様御知行御検地帳免定之目録写には板井沢村の名が消え、中田代村の高二二七石九斗五升四合、納米一二五石三斗七升五合、免五ツ五分とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by