中発知村(読み)なかほつちむら

日本歴史地名大系 「中発知村」の解説

中発知村
なかほつちむら

[現在地名]沼田市中発知町

発知谷の中央に位置し集落はおもに発知川右岸に集まる。北および発知川を挟んで東は上発知村、西は山嶺を隔てて上佐山かみさやま村・下佐山村。両村とは中牛首なかうしくび峠で結ばれる。南は発知新田と接する。天正一〇年(一五八二)七月二六日真田昌幸宛行目録写(真田宝物館蔵)に「向発知」のうち「壱貫六百文 ゆふね中発知分」とあり、恩田伊賀守に宛行われている。近世初期は発知村に含まれ、寛文一〇年(一六七〇)に独立(池田村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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