中矢島町(読み)なかやじまちよう

日本歴史地名大系 「中矢島町」の解説

中矢島町
なかやじまちよう

[現在地名]岐阜市矢島町やじまちよう

上矢島町の南に位置する南北に延びる両側町。南は下矢島町に至る。岐阜町四四町の一で、承応町絵図に町名がみえる。西一帯は寺敷地となっており、町中ほど西側から同所へ行止りの道が描かれる。岐阜由緒書(小林文書)では地子免許地反別四反七畝余。「増補岐阜志略」によれば町の長さは東側四二間余・西側五三間余、家数二六。寛保三年(一七四三)大火全焼(岐阜志略)。明治五年(一八七二)加茂かも町と改称した。同年の家数二三、うち家持一八・借家五、人数は男五三・女四四(岐阜市発展史)。同三六年から四〇年にかけ道路の拡幅工事が行われ、のち電車線路が敷設された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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